1960年代に平田花園のカーネーション栽培は始まりました。野菜や菊の栽培を行っていた先々代が、日本人の生活様式の変化に合わせ、暮らしを彩る“花”の重要性に気づいたことがきっかけです。その後は規模拡大、販路の多角化を重ね、現在は国内でも5本の指に入る栽培面積1600坪を誇ります。栽培品種は約60品種、出荷本数は約70万本に及び、出荷先は全国に広がっています。
平田花園では、高品質とオリジナリティ豊かな商品をご提供することで国内流通の約7割を占める海外産と勝負し、国内唯一のカーネーション栽培事業での株式会社化を実現しました。
七色の配色を可能とするオリジナルカーネーションを生産・出荷しています。世界中で、ここでしか手に入らない逸品も取り扱っております。
平田花園ではカーネーションの生産工程にこだわり、特殊な鮮度処理を施すことで夏場は約7~10日、冬場であれば長いもので約1ヶ月の日持ちを実現しました。
平田花園では、なるべくストレスを与えず、イキイキとしたお花を届けます。栄養豊富な土の上で咲かせ、24時間以内に出荷します。
50年以上培ってきた高度な栽培・染色技術が平田花園の強みです。現在では定植時期や灌水(水やり)の状況、気温、気象条件等をすべて数値化し、生産計画を立てています。これにより、より安定した生産と出荷量の増加、スタッフの作業時間の削減が可能となりました。
平田花園のカーネーションはハウス栽培です。40年以上に渡り、毎年専門の機関に土壌分析を依頼し、科学的根拠に基づいた土作りを行ってきました。農薬は使用しますが、適切に付き合い、一部には50年前からの土も残っています。足りない成分を補い、土の入れ替えはせず大切に向き合っています。
カーネーションは色をつけることもできます。企業のブランドカラーやスポーツチームのチームカラーを表現することなども可能です。人の技術をさらに加えることでさらなる花の魅力や、今までできなかったものを実現することができます。
花を育てることから始まった平田花園の事業ですが、コロナ禍をきっかけに、より多くの方と“花を育てる”ことの楽しさを共有すべく「唐津花の大学」の取組みを始めます。わたしたちの花に関する知識がたくさんの方の人生を飾る一助となればこんなにうれしいことはありません。
平田花園は高い技術を持っており、花に関わる事業社への技術指導、人材育成をサポートしております。
対象者は花屋、農家、今後農業で起業をお考えの企業様です。